創業からのDNA、独創力。「現場の声」を科学し、時代のニーズを具現化する製品開発体制
真のイノベーションは、実験室の中だけで生まれるものではありません。 私たちが創業以来大切にしてきたのは、データや数値には表れにくい「使い手の感性」を科学し、確かな形へと変換する力です。
変化する社会の要請に、誰よりも速く応えること。地球環境への重い責任を果たし、製品が使われるその瞬間までをデザインすること。 独創的な発想で「理想」を「現実」へと変えていく、イサム塗料の製品開発を支える4つの基盤についてご説明します。
1.現場主義(ポリシー)
徹底した「市場の声」から生まれる、確かな品質
主力の自動車補修用塗料をはじめ、各種工業・建築・汎用塗料まで。イサム塗料は、中長期的な基礎研究と応用研究の両輪で、幅広い分野の開発を推進しています。 私たちの製品開発の原点は、常に「市場(現場)」にあります。 最新の試験・検査機器によるデータ分析はもちろんですが、それ以上に重視しているのが「人の手による評価」です。社内の塗装テクニカルアドバイザーやユーザーによる実地テストを徹底的に繰り返し、数値だけでは測れない「塗りやすさ」や「仕上がりの感覚」までを製品に落とし込みます。
2.迅速開発(スピード)
意思決定から製品化まで。時代を逃さない「機動力」
変化の激しい現代市場において、スピードは最大の価値です。 当社では、部門間の壁を取り払った柔軟な開発体制を構築。情報伝達のロスをなくし、意思決定から実現までのリードタイムを最小限に抑えています。 大手メーカーにはない「小回りの利く機動力」で、お客様のニッチな要望や急な市場変化にもタイムリーに対応し、必要な製品をいち早くお届けします。
3.環境対応(サステナビリティ)
脱炭素社会の実現へ。VOC削減とCO2排出抑制の両輪で挑む
持続可能な社会の実現に向け、ESG(環境・社会・ガバナンス)視点での製品開発は私たちの使命です。 当社では、人体や大気への影響を抑える「有害物質・VOC(揮発性有機化合物)の削減」に加え、気候変動対策としての「CO₂(GHG)排出量の削減」を最重要課題と位置づけています。
環境負荷の低い原材料の選定から、製造、そしてお客様が使用するプロセスに至るまで、製品ライフサイクル全体での低炭素化を追求。特に、主力である「水性塗料」などの環境配慮型製品は、高いパフォーマンスを維持しながら、使用時の環境負荷を低減します。
私たちは、独創的な技術開発を通じて、お客様のカーボンニュートラル実現と、環境と共生する豊かな社会づくりに貢献してまいります。
4.課題解決(ソリューション)
「塗料」+「塗装」。トータルシステムでの価値創造
塗料は、容器に入った状態が完成形ではありません。人の手によって塗装され、塗膜となって初めて、保護機能や美観という価値が生まれます。 だからこそ、私たちは「塗料の性能」だけでなく、「塗装のしやすさ(作業性)」も重要なスペックであると考えます。 飛散を抑えて経済性を高める工夫や、最高の性能を引き出すための工法開発。塗料という「モノ」だけでなく、塗装システムという「コト」までを含めたトータルソリューションを、積極的に提案し続けます。
創業以来、数々の独創的な製品を生み出してきたイサムの技術力。 その進化は、これからも止まることはありません。
「理論」を「技術」で形にし、「信頼」をデータで証明する。当社の技術部は、これら一連のプロセスに一切の妥協を許しません
1.技術研究室
「理想の塗膜」を具現化するために。お客様の細かなニーズを形にすべく、当社の技術者が一丸となって、妥協のない製品開発に日々邁進しています。
2.技術ラボ用ディスパー
量産時と同じ品質を、ラボ段階から。試作段階で工場設備と遜色のない仕上がりを実現するため、このディスパーによる精密な攪拌プロセスが、製品の安定したクオリティを支えています。
3.技術乾燥機器
妥協なき試行錯誤が、強固な塗膜を創る。幾度となく繰り返されるスプレーテスト。その一枚一枚を、精密な温度管理のもとでじっくりと焼き付け、製品の真価を厳格に評価しています。
4.技術塗装ルーム
理想の一枚に出会うまで、手は止めない。 開発者のこだわりを具現化する、技術部の心臓部。日々フル稼働するこの塗装ブースから、幾度もの試作を経て、お客様の期待を超える新たな色彩と機能が産声を上げます。
5.技術事務所
日々寄せられるご要望に対し、多角的なデータ分析をもって応える。技術事務所は、現場のひらめきを客観的なデータへと変換し、製品の信頼性を強固なものにする「品質の砦」です。
お客様の「困った」を「できた」にする20のテクノロジー
私たちが現場で感じた「塗りやすさ」や「美しさ」はどのように製品へと姿を変えるのか。ここでは、イサム塗料の高度な製品開発を支える20の試験・検査機器をご紹介します。
色を数値化する「眼」、ミクロの構造を読み取る「力」、そして過酷な環境を再現する過程まで。塗料の裏側にある「科学の裏付け」を、ぜひここで学んでみてください。

