ナノレベルの視点で塗膜の「真実」を捉える
塗料の性能を極めるためには、肉眼では捉えきれない微細な表面状態や、塗膜内部の構造を詳細に観察することが不可欠です。「デジタルマイクロスコープ」は、光学顕微鏡の限界を超えた深い被写界深度と高精細な画像処理能力を備え、対象物をありのままに、かつ立体的に映し出します。開発現場での活用はもちろん、万が一の不具合発生時にも、その原因を科学的に追跡し、お客様の不安を解消するための「信頼の目」として機能します。
デジタルマイクロスコープの役割
この装置は、光学顕微鏡の限界を超えた深い被写界深度と高精細なデジタル画像処理により、対象物をありのままに、かつ立体的に映し出します。
1.3D表面形状解析
塗膜表面の微細な凹凸を3D画像として構築し、レベリング(平滑性)や光沢に影響を与えるわずかな形状の変化を数値化・可視化します。
2.断面構造の精密観察
多層塗装された塗膜の断面を鮮明に観察し、各層の厚みや層間の密着状態、顔料の分散状況を詳細に確認します。
3.欠陥因子の特定
塗膜に発生したハジキ、ブツ、クラックなどの原因を特定するために、対象物を拡大して異物の形状や元素(※周辺機器連携による)を解析し、再発防止に向けた正確な診断を行います。
開発・品質管理への貢献
・「感性」を「数値」に変える開発
「手触りが良い」「深みのある光沢」といった人間の感覚的な評価を、表面粗さや形状データとして数値化。客観的な指標に基づいた、再現性の高い次世代塗料の開発を可能にします。
・トラブル解決のスピードアップ
不具合が発生した際、現場から持ち込まれたサンプルを即座に高倍率観察し、原因が「下地の状態」なのか「塗料の配合」なのかを迅速に判断。お客様をお待たせしない迅速な技術サポート体制を支えています。
・徹底した異物混入防止
製造工程で発生する可能性のある微細な混入物をデータベース化。定期的なモニタリングと解析により、常にクリーンで安定した製品供給を徹底しています。
※当社では、この「デジタルマイクロスコープ」による緻密な観察・解析を全ての開発プロセスの基盤とし、肉眼では見えない細部にまでこだわり抜いた、究極の品質をお届けしてまいります。

