⑳大型環境室

塗膜の「真の耐久性」を実物スケールで解き明かす

小型の試験機では、カットされた小さな試験板(パネル)の評価が中心となります。しかし、実際の製品には「角(コーナー部)」「溶接箇所」「異種材料の接合部」など、塗膜に負荷がかかりやすい複雑な形状が数多く存在します。 当社の「大型環境室」は、完成体に近い大型部材をそのまま収容し、実環境をシミュレートできる巨大な実験空間です。

開発・品質管理・検証への貢献

・形状に起因する不具合の徹底排除

平面の試験板では現れない、複雑な立体形状における塗膜の追従性や、乾燥収縮によるクラック(ひび割れ)の有無を実サイズで検証。設計段階でのリスクを確実に潰し込みます。

大型環境室
・過酷な四季の再現と温度サイクル試験

真夏の炎天下(高温多湿)から真冬の極寒(低温乾燥)までをプログラムにより自動再現。急激な温度変化を与えた際の、素地と塗膜の熱膨張差による密着性の変化を精密に評価します。

・製品寿命のリアリティを追求

輸送中や長期保管中、さらには屋外設置後の実稼働状態を想定したストレスを与え続けることで、机上の計算だけでは導き出せない「現場での製品寿命」を高い精度で予測します。

※当社では、この「大型環境室」でミクロな分析とあわせて、マクロな「実機検証」を繰返しテストしています。これらの過酷なテストをクリアした塗料が「確かな安心」を付与することができるのです。