塗料の性能を極限まで引き出すキーテクノロジー
高性能な塗料の製品開発において、「超微粒子顔料分散機」は中核をなす装置です。この技術は、塗料の色、光沢、耐久性といった重要な性能を決定づける顔料の分散状態を、ナノレベルで制御するために使用しています。
なぜ「分散」が重要なのか?
塗料の原料である顔料は、そのままでは粒子同士が強く結合し、塊(凝集塊)になっています。この凝集塊をそのまま使用すると、以下のような問題が発生します。
1.色ムラ・隠ぺい性の低下:
顔料本来の色が発現せず、狙った色味や下地を隠す力(隠蔽性)が不十分になる。
2.光沢の低下
塗膜表面に凹凸ができ、光の反射が乱れて光沢(ツヤ)が失われる。
3.塗膜強度の劣化
凝集塊が欠陥となり、塗膜の強度や耐候性(耐久性)が低下する。
超微粒子顔料分散機の役割
当社技術ラボの超微粒子顔料分散機は、高いせん断力(ずり応力)をかけながら、これらの顔料の凝集塊を一つひとつの微細な粒子(一次粒子)レベルまで効率的かつ均一に砕き、塗料溶媒中に安定して分散させるので、製品開発には欠かせません。
開発における貢献
・ナノ粒子の応用
これまでの技術では難しかった、ナノサイズの顔料や機能性粒子を均一に分散させることが可能になり、高機能性塗料(例:高光沢、高透明、特殊な機能を持った塗料)の開発を加速します。
・新色材への対応
新たに開発される高性能な顔料や、特殊な構造を持つ顔料の性能を最大限に引き出すための最適な分散条件を確立します。
※当社では、この「超微粒子顔料分散機」を活用し、お客様が満足のいく最高の「色」と「性能」を実現する塗料開発を行っています。

