 
            サステナビリティ基本方針
当社は、塗料メーカーとして、地球環境の保全と持続可能な社会の実現に加え、ESG(環境、社会、ガバナンス)の視点を重視した事業活動を通して、企業価値の向上を目指します。以下の基本方針に基づき、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
基本方針に基づくE・S・Gの重要課題
 
            1.環境〜Environment〜
マテリアリティ(重要課題)► 地球環境保全への取り組み
| テーマ | 「地球環境の保全と地域社会との調和」をコンセプトとして、エネルギー使用量の削減、温室効果ガスや環境負荷有害物質の排出抑制など、化学物質と産業廃棄物の適正な管理を行います。 | 
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気候変動対策の推進(温暖化防止、温室効果ガス排出抑制)
エネルギー使用量をCO2排出量に換算し、前年比削減を推進(購入電力、都市ガス、灯油、ガソリン、軽油)
化学物質管理
国内外の法規制に対応した原材料SDSデータベース管理の推進
全製品へGHS対応SDS発行の継続実施
化学物質のリスクアセスメントの運用
原材料のグリーン調達
GHSラベル対象物質含有製品へのGHSラベル添付
環境型商品推進委員会の継続開催
環境型商品の普及、コーティング・ケア活動の活性化
製品販売量中の環境対応型製品比率の向上
大気環境・水資源の保全
特に使用頻度の多いPRTR対象3溶剤使用量削減を推進(対象溶剤:トルエン・キシレン・エチルベンゼン)
全原料取扱量に対するPRTR対象物質の割合減少の強化
水質汚濁の防止
産業廃棄物の削減
廃棄物リサイクル率向上を推進 (焼却、再生、燃料(助材))
廃棄物総量前年比削減を推進 (紙くず、金属くず、廃棄汚水、廃棄プラスチック、廃棄溶剤、廃棄塗料)(※蒸留再生分除く)
有機溶剤の有価物化の促進
関連するSDGs
 
            2.社会〜Social〜
マテリアリティ(重要課題)► 信頼される製品づくり
| テーマ | 塗料メーカーとして、製品の安全性と品質の確保を保証できる、お客様の立場に立った製品づくりに取り組みます。 | 
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製品品質の向上
お客様との信頼関係の構築クレームの削減と分析・調査・解決
モノづくりによる価値創造
水性塗料の普及を最優先課題とする製品開発テーマの納期厳守
水性プロジェクトにより製品コンセプトに則った製品開発の完成
マテリアリティ(重要課題)► 働く人の健康と働きがいのある職場・会社づくり
| テーマ | モチベーション向上と人材育成の適正な運用などにより、全役職員が能力を最大限に発揮できるような働き方を実現するとともに、多様な人材が安心して働ける組織づくりに取り組みます。 | 
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社員の健康づくり
生活習慣病の予防および対策/メンタルヘルス対策の推進・労働安全衛生法改正による追加検査項目に対応生活習慣病の情報提供による意識向上
ストレスチェックの実施
メンタルヘルスの社外相談窓口を紹介
健康経営優良法人認定維持
健康チャレンジキャンペーンの実施
ダイバーシティ(多様性尊重)推進
障害者雇用率2.2%(前年2.3%)
ワークライフバランスと社員の健康増進
人事制度・人材育成の適切な運用
再雇用制度の有効活用(再雇用率100%)
仕事と家庭の両立がしやすい各種制度整備
(育児休業・介護休業制度)
| テーマ | 安全衛生への取り組み 保安防災と労働安全衛生に努め、従業員と地域社会の安全を確保できる、事故や災害のない職場環境づくりに取り組みます。 | 
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安全・安心な労働環境を整える
5S活動・教育・訓練の推進/労働災害ゼロの達成/快適な職場作り・化学物質の取り扱い教育と保護具の着用徹底/作業環境測定の実施、作業環境の改善不休災害4件発生、休業災害1件発生
工場全体で5S活動を推進
ヒヤリハット内容の検証を行い、対策を実施
安全衛生委員会によるパトロールを実施
「安全道場」による労働災害リスク教育訓練の実施
労働安全に対する意識向上を図る
教育・訓練に関するマニュアル等の活用
保安防災
静電気対策の随時実施/年間設備点検の実施/安全教育の強化・充実生産各部署のリスクアセスメントにおける具体的な活動として、各設備の作業リスク調査を実施
設備点検基準に基づき月次点検、年次点検などの定期点検を実施
物流安全
緊急連絡カード(容器イエローカード(ラベル方式))による物流緊急時情報提供
| テーマ | 防災への取り組み(1) 地震などの大規模災害を想定した対応 | 
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事業継続計画(BCP)の文書化と見直し
災害発生時の速やかな情報収集、対応、行動シミュレーションと訓練/非常用設備、防災備品の見直し緊急時の連絡網更新、安否確認システムの運用トレーニング
ブロック塀等の耐震補強対策を順次実施
使用期限のある防災備品を定期的に更新
| テーマ | 防災への取り組み(2) リスク管理 | 
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各種防災訓練の実施
地区消防署に協力いただき、火災訓練、煙体験、液体漏洩事故訓練を実施
地域の消防訓練や流出事故訓練へ積極的に参加し知識を高める
マテリアリティ(重要課題)► 地域社会への貢献
| テーマ | 企業市民として事業を展開する地域社会に根ざした貢献に取り組むとともに、地球環境保全活動に積極的に参加します。 | 
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地域社会との交流・相互のコミュニケーション
環境保全活動への参画/地元美化活動琵琶湖清掃活動
チーム美らサンゴ(サンゴの保全活動)への参画
地域の幼稚園等に塗料を提供し、児童・父兄に内壁の塗替え指導
企業情報の発信
ホームページ、CSR報告書などで情報公開
関連するSDGs
 
            3.ガバナンス〜Governance〜
マテリアリティ(重要課題)► 健全で透明性の高い経営
| テーマ | 効率的で透明性の高い健全な経営組織の構築により企業価値の継続的な向上に取り組みます。 | 
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コーポレート・ガバナンスの強化
コーポレートガバナンス・コードの一部改訂への対応コーポレートガバナンス・コードの各原則に対応した取り組みを推進し、より透明性の高い企業経営の実施
コーポレートガバナンス報告書で開示
法令遵守の徹底
コンプライアンス研修の実施
コンプライアンス便りの発行(イントラネット開示)
社内報での啓発
関連するSDGs
行動指針
この基本方針を達成するため、以下の行動指針を定めます。
- 1.全従業員がサステナビリティの重要性を理解し、日々の業務において意識して行動します。
- 2.サステナビリティに関する教育・研修を実施し、従業員の意識向上を図ります。
- 3.目標達成に向けた具体的な行動計画を策定し、定期的に進捗状況を確認します。
- 4.ステークホルダーとの対話を継続し、改善点があれば迅速に対応します。
- 5.この基本方針は、社会情勢の変化や事業環境の変化に応じて、適宜見直しを行います。


 
                    















