⑦品質検査

緻密な分析が、一貫した「美」を作る。データで語る品質の裏付け

感覚に頼らない、定量的な品質管理が当社のスタンダードです。最新の色差計や粘度計を用いた物性分析から、実用性を想定した密着性・耐候性試験まで、あらゆる角度から製品を評価。測定データはすべてデジタル記録され、製造現場へ即座にフィードバックされます。

1.検査体制と規格の確立

・規格の明確化と標準化

顧客仕様書、社内標準、およびJIS(日本産業規格)などの業界標準に基づき、すべての製品ロットに対して検査項目、基準値、および許容範囲(公差)を明確に設定し、標準化しています。

・サンプリングの代表性確保

検査用のサンプルは、製造ロット全体を代表するように、撹拌が十分に行われた後のタンクや充填ラインから適切な方法とタイミングで採取し、サンプリングの偏りを防ぐ管理を行っています。

・試験機器の校正と管理

色差計、粘度計、光沢計、膜厚計などのすべての試験機器について、定期的な校正を義務付け、測定値の正確性と信頼性を確保しています。

2.主要な検査項目と評価

・液状塗料の基本物性検査

粘度(指定された測定機器と温度条件で厳密に測定)、不揮発分(加熱乾燥法などで正確に測定)、密度/比重(製品の配合量管理や充填量確認の基本として品質分析)を徹底分析しています。

・色相と外観検査

色相(色差計を用いて定量的に測定)、光沢(光沢計を用いて指定された角度で測定)、外観(目視により異物、泡、沈降、分離がないかを確認)を徹底分析しています。

・塗膜性能検査

乾燥性(指触・硬化乾燥時間を測定)、隠蔽力(下地の色を覆い隠す能力を確認)、密着性(クロスカット試験等)、耐薬品性、耐候性(促進耐候性試験等)の評価を厳密に測定・分析しています。

3.判定とトレーサビリティ

・ロットごとの合否判定と隔離管理

検査結果がすべての規格基準を満たした場合のみ「合格」とし、充填工程へ進めます。不合格品は「不適合品」として明確に識別し、製造ラインや出荷倉庫から隔離して、誤って出荷されないようシステム的に管理しているため安心です。

・検査結果のデジタル記録と承認

検査結果はすべて、測定値、判定、検査日時、担当者を含め、品質管理システムにデジタルで記録しています。最終的な合否判定は、権限を持つ管理者がシステム上で電子承認を行うことにより、プロセスの信頼性を高めています。

・品質情報のフィードバック

検査で得られたデータ(特に規格ギリギリの値や傾向)を、製造(分散・調色)部門へフィードバックし、次ロット以降の製造条件や配合の改善に役立て、日々品質向上に努めています。